2023年私が読んでよかった本ベスト5。

2023年私が読んでよかった本ベスト5!

今年(2023年)もあっという間にクリスマス、そして年の瀬ですね…!

今年は、あまり個別には本の感想記事を書けませんでしたが。

それでもやっぱり今年特に読んでよかった本だけでも、まとめて共有したい!伝えたい!ということで。

2023年私が読んでよかった本ランキングベスト5を、記しておこうと思います〜。

2023年私が読んでよかった本ベスト5

5位:「キレイはこれでつくれます」

今年売れに売れた、MEGUMIさんの美容本「キレイはこれでつくれます」が5位です!

2023年4月に発売後、発売翌日に10万部突破、その後も口コミでめちゃくちゃ売れ続けているこの本。

ふだん美容に興味があるほうではない(というか日々の子育てなどに追われ、そこまで気を配る余裕がない)私が、この本を買ったきっかけ。

それは本屋でパラパラとめくったときに目にとまったこの文章▼

私は写真を撮られることも、テレビに出ることも怖くなり、最後は人に会うことさえ嫌になってしまいました。

アクティブな性格も影をひそめ、スッカリ自信を失い、別人になってしまったのです。

これは顔が劣化したことで、自己肯定感が下がり、行動力まで失ったという、強烈な体験になりました。

30歳の頃、(当時美容ケアをサボっていて)肌荒れやほうれい線に悩んでいた頃のご自身の経験を綴っていて、共感できる部分がありました。

そこから一念発起し、これまで1,000種類以上の美容法を試してきたMEGUMIさん。その中から特におすすめの物だけを紹介してくれています。

一般人でも手に取りやすい価格帯のシートマスクやメイク用品など、めちゃくちゃ参考になります(時々「スチーマー」とか美容医療とか、レベルが高い物も出てくるけど)!

読み物としても面白く元気づけられる内容で、日々の気持ちがぐっと上がります。

すでにそれなりに美容の知識を持つかたにも、私のように「もっと知りたい」というかたにも、おすすめできる本だと思います。

 

4位:「ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか」

薄井シンシアさんの子育て本「ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか」が4位です!

もともと図書館で借りていたのですが、エッセイと漫画の構成で読みやすく、参考になる子育て術満載だったので、購入しました。

薄井さんは、娘さんが1歳〜18歳になるまでの間「ナイジェリア→NY→東京→ウィーン→バンコク」と、数年毎に夫さんの転勤に帯同。

その18年間の過程での苦労や乗り越え方に共感でき、参考になる!

「この100ユーロの中にはね、あなたの着たい服やCD、ペンやノート、それに、お友達と映画に行ったり、アイスクリームを食べたりするためのお金が全部含まれるのよ。毎月ちゃんと、自分で管理できる?ただし、本と私が必要と思うものだけは、ママが買ってあげる」

▼紗良さん(娘さん)がハーバード大学に行くことが決まったとき、(以前から面談を重ねていた)他の大学の女性リクルーターに断りの手紙を書いた時のこと。

そこ(リクルーターからの返事)にはこう書かれていました。

「紗良さんが、私たちの大学に来ることはないと思いましたが、検討してもらえただけで光栄でした。嬉しく思いました」と。

私も嬉しかったのです。こうして、断りの手紙を書いて礼儀を尽くす人間に育ったことが。思えば、私が幼児期の紗良に求めたことは、「靴はちゃんと揃えましょう」と「誰にもちゃんと挨拶しようね」のふたつでした。

本のタイトルは肩肘張った感じなのですが、中身は娘さんとの生活のなかでのクスッと笑えるエピソードなんかも多く、楽しく読めます。

各国への引っ越しを繰り返す中で、日々愛情深く娘さんの子育てに奮闘してきた薄井さんだからこそ書ける貴重な経験が詰まった本だと思ったので、4位に選びました。

▼薄井シンシアさんのおすすめ本については、こちらの記事でもまとめています。

 

 

3位:「『繊細さん』の幸せリスト」

HSPカウンセラーの武田友紀さんの「『繊細さん』の幸せリスト」が3位です!

HSP(エイチ・エス・ピー)」とは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質をもった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字をとった言葉。

日本でもここ数年で広く知られるようになってきて、私自身も大人になってから「私はきっと、HSPなのだなぁ」と知ったひとりです(周囲から変に気を使われたくないため、普段はあまり人に口にすることはありませんが…)。

私が「わかるな〜」と特に思ったのはこの文章など▼

ニーズに流されているときは、繊細な感性が相手の方を向いていて、自分とのつながりが薄くなっています。

静かにひとりでいられる空間や、リラックスできる場所で、繊細な感性をぐぐぐぐぐっと自分の方に向けていきましょう。

「成果主義から一歩外に出て、繊細さを、自分の幸せや世の中のために活かす方法」について、優しく温かい文章で綴られており、大変参考になります。

この本はどちらかというと「HSPについて何も知らないので、これから知りたい」というかた向けではなく、ある程度認識があるかた向けかと。

自分の繊細さゆえに仕事や人間関係などで悩んでいるかたに、ぜひおすすめしたい一冊です。

 

2位:「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」

八木仁平さんの「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」が2位です!

自分にとっての

  • 好きなこと(情熱)
  • 得意なこと(才能)
  • 大事なこと(価値観)

の3本柱の交わる部分をじっくり探していく、自己理解メソッド本です。

特にこの最後の「大事なこと(価値観)」の部分がポイント。

ある程度は自分の好き・得意なことがすでにわかっており、細々とながらブロガーやライターをしている私も「自分の文章を読んだ人に、どうなってもらいたいのか?」という深い部分まで考えられたのが良かったです。

一見「よくありがちな自己理解本かな〜」と思いました(失礼)が、読んでみるとその予想をはるかに超えてくれる、まさに「一冊で自己理解できる究極の本」でした。

なんとなく日々もやもやしていたり、人生の岐路にたっているようなかたに広くおすすめできると思ったので、2位に選びました。

 

1位:「限りある時間の使い方」

オリバー・バークマンさんの「限りある時間の使い方」が1位です!

個人的には今年もう圧倒的に良かったのが、2023年の年始に買ったこの本です。

その場しのぎのタイムマネジメントやライフハックに一石を投じ、

仕事で大成功しながら、家事や育児も完璧にこなし、日々マラソンのトレーニングに打ち込み、長時間の瞑想をし…

みたいな現代の「空想」に対し「それ全部、できるわけないのでは?」と気づかせてくれます。

あとこの本が良いのは、とにかく「読み物としても、最高におもしろい」ところ!

現実世界でのあらゆる選択は、できるかもしれなかった無数の生き方を失うことに直結する。厳しいけれど、それが現実だ。

現実逃避をやめて、喪失を受け入れることができれば、有害な先延ばしに陥らなくてすむ。出口のない優柔不断から抜けだすことができる。

何かを失うのは、当然のことだ。

だから、もう心配するのはやめて、手放そう。

もう、文章が美しすぎておもしろすぎて、惚れ惚れしてしまいます。

著者のオリバー・バークマンさんの元々の文章も良いのでしょうが、訳者の高橋璃子さんの翻訳がまたすばらしいのだと思います。

(ちなみに高橋さんは、あのベストセラー本「エッセンシャル思考」「エフォートレス思考」などの翻訳も手掛けています。あの本も最高におもしろかったので、個人的に納得…!)

もう時間管理についての本は、これ1冊で良いのでは?と思うほど、大切で深い洞察に満ちた本です。

「文字が少なく、ささっと読める本」を求めているかたには不向きですが、そうでないかたはこの年末年始などの休暇中にぜひじっくりと読んでほしい!

時間の使い方をもう一度見直したいかたに、心からおすすめの一冊です。

 

 

おわりに(来年も良い本との出会いがありますように)

2023年私が読んでよかった本ベスト5をご紹介しました!

啓発本、子育て本、美容本…ジャンルが多岐にわたりました(笑)が、どの本も今年の私をより豊かにしてくれる良書でした。

来年も、すてきな本との出会いがたくさんありますように。

この記事が皆さんの本選びの一助となれば、とても幸いです〜!

 

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