2025年2月、上映中の映画「ファーストキス」を観てきました!
▼映画を鑑賞直後、自分の気持ちの高まりをすぐに誰かに伝えたくて(夫には別途ラインを送ったんですが)Xで感想を呟いたところ、いつにもなく多くの反応をいただきました(びっくり)。
映画『ファーストキス』観てきました🎬️
すばらしい映画でした…ここ数年で観たなかでトップ3に入ると思います。
15年の時空を完璧に行き来していた松たか子と、あの難しい役柄を華麗に演じきった松村北斗に拍手を送りたい。
くすっと笑えてぎゅーと泣けて、生き方を深く考えさせられる映画でした。 pic.twitter.com/WvRnFoP7wV— 木村おはぎ📝ライター・ブロガー (@ohagi_blogger) February 23, 2025
Xで反応いただいた(たぶん主に主演の松村北斗ファンの方々から)のはとてもうれしかったんですが、鑑賞後1日経ってみて改めて自分の気持ちと向き合うと、
- やっぱりこの映画は、ここが素晴らしかったなと思う点
- 思いがけず、ここが辛かったです。という点
2方向の感想が強く残ったので、ブログで正直に吐き出したいと思います!
映画「ファーストキス」あらすじ・予告動画
映画「ファーストキス」のあらすじは、こちらです。
〜もう一度だけ、会いたい人はいますか?〜
結婚して15年になるカンナ(松たか子)は、ある日、夫の駈(かける。松村北斗)を事故で失ってしまう。いつしか夫婦生活はすれ違っていて、離婚話も出ていたが、思ってもいなかった別れ。しかしその後カンナは、奇跡的に駈との再会を果たす。しかもそこにいたのは、初めて出会ったときの駈。
ひょんなことから、彼と出会った15年前の夏にタイムトラベルしてしまったカンナは、若き日の駈を見て思う。やっぱりわたしはこの人が好きだ。まだ夫にはなっていない駈と出会い、カンナは再び恋に落ちる。
時間を行き来しながら、20代の駈と気持ちを重ね合わせていく40代のカンナ。事故死してしまう彼の未来を変えたい。過去が変われば未来も書き換えられることを知ったカンナは、思い至る。わたしたちは結婚して、15年後にあなたは死んだ……だったら答えは簡単。
駈への想いとともに、行き着いた答え。
わたしたちは出会わない。結婚しない。
たとえ、もう二度と会えなくても…。
(映画「ファーストキス」公式HPより引用)
▼映画の予告動画は、こちらです。とても美しくて、「これは映画館で観たい…!」と思わせる予告に仕上がっていると思うのでご興味のあるかたはどうぞ!
【ネタバレ注意】映画「ファーストキス」の美しさと辛さ
映画「ファーストキス」は、1週間くらい前にポスターを見たときには、
「おお、松たか子と松村北斗…よくわからないが年齢差がすごいな…?でも松たか子、年重ねてもきれいやもんなぁ」というのが正直な印象でした(正直すぎてすいません)。
ですがさっき(↑)紹介した予告動画を家で観てからは印象が一変し、「こ、これは必ず観るべき映画だ…!ちょうど今週末、(夫と交代制で)ひとりの時間をもらえるから観に行こう。」となったわけです。
そして実際に観てみて、直後の印象を端的に言うと、
ものすごい映画を観てしまった…すごい、すごいぞ…
という感じ(興奮であまり言葉になっていない)。
この記事の最初にも載せた私の呟き通り、
15年の時空を完璧に行き来していた松たか子と、あの難しい役柄を華麗に演じきった松村北斗に拍手を送りたい。
くすっと笑えてぎゅーと泣けて、生き方を深く考えさせられる映画です。
松たか子と松村北斗の演技がとにかく素晴らしかった!
さらにあの複雑で大規模で、ちょっとコメディ要素も挟むのだけど全体的な雰囲気は完璧に統一させて、そして後半にかけてどこまでも美しい2人の映像の数々。
2024年の『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』(どちらも観られていませんが…)も手掛けた塚原あゆ子監督は、こういった素晴らしい映画を撮るのだな、今後も是非観てみたいなと思いました。
ただ個人的に鑑賞後時間が過ぎていくにつれ意外と辛さを増してきたのが、(予告動画でも冒頭にある)「駈(松村北斗)が電車の事故にあう場面」。
これがね、なんとも辛くて(泣)。
ネットで映画のレビューを読んでみるとあまりあの人身事故の悲痛さについて触れているかたがいなかったようですが、皆さま的にはこのシーンは大丈夫なのですか?とききたい。
▼たぶん、私があの人身事故の映像を辛いと感じる要因
- そもそも日本の通勤時間帯の混み合っている電車の駅の雰囲気が苦手(ふだんは電車も駅も好きなんですがね…)。
- 最初にベビーカーに載った赤ちゃんが線路に落ちる、ここが辛い(特に5歳2歳を子育て中の我が身としては、他人事ではない)
- その赤ちゃんを助けようと線路に続いて落ちてパニックになるお母さん、これがまるで自分かのように見えてきてとにかく辛い
- その後ただひとりだけが線路に助けに行く駈(松村北斗)、(もちろんこういった場面が万が一実際に起きた場合は、まず「ホーム上の緊急停止ボタンを押すことを最優先とすべき」という前提はありますが)そしてその後のその瞬間の描写までが細かすぎて、もうだめでした。
だからこの映画の感想記事をブログに書こうか迷ったのですが、
- とにかくここに書いて気持ちを吐き出し、浄化させたい
- あと、もし鑑賞後に同じように「あの人身事故の映像は、辛かったな。」と思う方がいれば深く共感を示したい…私も同じ、同じですよ…!
と思い、書くことにしたのでした。
…ということで(個人的な吐き出しにお付き合いくださりありがとうございます!)、最後にこの映画の圧倒的に良かったところ。
- カンナ(松たか子)が笑顔で「ありがとう」と言うシーン…!
あの一瞬のシーンで、「新しい2人で、幸せに過ごした15年」を物語っているように思えました。
▼あと鑑賞後は美味しいものがより美味しく感じられたし、夫含め日常で接するいろんな人に「ありがとう」をより言うようになりました。
長くなってしまった…あとはとにかく、(事故系の映像が大丈夫な方は)映画を観てください!
個人的に辛かった部分を差し引いても、ここ数年で観た中でトップ3に入るくらいに心が大きく動いた映画でした。
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