昔から文章を書くことが好きで、フリーライターになり4年が経ちました、おはぎです。
今は仕事量はすごく多いというわけではありませんが、それでも毎日記事を書いていると、執筆後に
「待てよ、これはほんとうに私が書きたかったことかな?あの言い回し、私の本心とは微妙に違ったんではないか…?」
と密かに振り返ることがよくあります。
そんなときに、いま話題の本『ほんとうのことを書く練習』を本屋さんで買って読んでみました。
読んでよかった…!
今日は、そんな本『ほんとうのことを書く練習』の書評・要約を、綴ります!
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【書評・要約】『ほんとうのことを書く練習』(土門蘭)を読んで
『ほんとうのことを書く練習』は自分の中にある「ほんとうのこと」を掴み言語化し、社会とつながるための本です

本屋さんでこの本を見かけたとき、すぐに「これは読みたい!」と思いました。
本のタイトル、ビビッドカラーの表紙のデザインや帯の文章すべてに強く惹きつけられるなぁというのが最初の印象。あと土門蘭(どもんらん)さんというお名前(本名だそう!)がすてき。
そこからじっくり読んでみて感じたのは、この本は決してよくありがちなテクニカルな文章術だけをなぞったような本ではなくて。
- どうすれば、自分の中にある「ほんとうのこと」を掴み、言葉にできるか。
- そしてどうすればそれを他者に伝えることができるか、
- 結果どうすれば自分のままで社会とつながれるか
これまで10年以上文筆家として活動されてきて、数々の有名本を世に送り出してきた土門(著者)さんが、これらのテーマについて深く丁寧に考えてこられた考察にじっくりと触れられる内容です。
読み手は、書かれていることが書き手にとってほんとうか、ほんとうでないかを察知する力を持っている。
それは感覚的で、読めば瞬時にわかる類のものだ。
そして「いい文章」「おもしろい文章」と言われるのは、往々にして「ほんとうのこと」が書かれている文章なのだ。
私はそれを、仕事を通して身をもって学んでいった。
毎日、言葉の水路を掃除する
『ほんとうのことを書く練習』でまず印象深かったのは、土門さんが「毎日、仕事以外の時間に『誰にも読ませない文章』を書いている」(毎晩寝る前に手書きで日記を書いている)という話。
「誰にも読ませない文章」を書くことは、水の通り道をきれいにする作業のようなものだ。
一日一度はザッと排水しないと、ゴミや落ち葉が詰まって流れが悪くなり、水が濁ったり詰まったりする。
これについて私はものすごく、わかる…!となりまして。
そして自分が感覚的に気づき始めていながらも言語化してこなかった部分をうまく比喩で表されていて、さすがだなぁと。
私自身、子育てを始めて5、6年前に自分の気持ちのバランスが崩れそうになったときに「3 good things」というものを毎晩手帳に書き始めていて、今も欠かさず続けています。
「3 good things」は基本的には「その日よかったこと、ありがたかったこと」を毎晩寝る前に3つ書くことで自己肯定感を上げていくポジティブ心理学の手法なのですが、最近は
(いや、無理してきれいごとばかり書くよりは、3つのうち1つくらいは自分の心の奥底にあるぼやきや愚痴を思いのままに書いてもいいのでは…?)
という実感があって、まさにそのことを土門さんも次のように書かれていたので、深く共感しました。
その一つひとつは、きっと些細な言葉ばかりだろう。
ため息やぼやき、愚痴や悪口になることもあれば、時には惚気や感謝、祈りになることもあるかもしれない。
何が出てきてもいいと自分にOKを出しながら、ひたすら言葉にしていく。

【書評・要約まとめ】どんなジャンルであれ「文章を書いて生きたい」と思うすべての人に

『ほんとうのことを書く練習』では、ほかにもたくさんの具体的な学びがありました。
- 「書く」ためには、「生きる」と「考える」が必要。つまり「書かない」時間が絶対にいる
- 文章から個性は消して、消して、消す。そうして残ったものが、書き手の個性である
- 「伝わりにくい文章」というのは、下手な文章ではなく、自意識(=「私はこう思われたい」という気持ち)だけがあって自我(=「私はこう伝えたい」という気持ち)がない文章のことだ
土門さんのこれまでの豊富な経験から語られる言葉はストレートながらとても真実で、書き手として大いに勉強・刺激になるものばかり!
私も、これまでのクライアントワーク(コラム記事や地域メディア記事など)やこのブログのほかに、もっとエッセイなど「自由に書く場所の幅を広げていきたい」という気持ちに。
ちなみに後半では具体的に「短歌」「エッセイ」「小説」「インタビュー記事」などを書くためのアイディアがジャンル別にまとめられていたりするので、読者さんによっては一部興味がもてない部分もあるかもしれません。
逆に言えば仕事であれ趣味であれ、またどんなジャンルであれ「文章を書いて生きたい」と思うすべての人に、心からおすすめしたい本です。
- 著者:土門蘭(どもんらん。文筆家)
- 2026年3月4日発行
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