最近読んで、とても印象深かった本です。

『忙しい人に読んでもらえる文章術』(トッド・ロジャース、ジェシカ・ラスキー=フィンク著)
ハーバード大学の教授さんが行動科学に基づいた知見を凝縮した、世界的なベストセラー本。
この日本語版は2025年9月発行の新刊で、いま世界中の多くの作家さんたちが絶賛している一冊だそうです。
【『忙しい人に読んでもらえる文章術』要約】忙しい人の心を掴む「6つの原則」
表紙をよく見ると「時間に追われる」などタイトル文字が消されてる!
この本によると、「読まれる文」と「読まれない文」を分けるのは、読者の負担をいかに減らすかという戦略的なルールだとのこと。
特に重要だと感じたのが、以下の「6つの原則」の考え方です。

- 「少ないほどよい」:言葉を減らす、内容を減らす、依頼の数を減らす。
- 「読みやすくする」:短くて一般的な言葉を使う。
(…残り4つほどの原則は実際の本で読んでみてください!笑 忙しい方は、この本は後半のこの「6つの原則」のページだけでも読むと良いと思う。←本のタイトルに反して、全体的には文章が冗長ぎみな本です、面白いけど。)
現代人はとにかく情報にあふれた世界で時間に追われぎみ…!
だからこそ、ひと目で内容がわかるよう「情報の削ぎ落とし」を意識することが、文章を最後まで読んでもらうための絶対条件なのだと痛感しています。
書きたいのは「読まれる文章」か、「思いの伝わる文章」か?

そうなると書き手である私の場合(ものすごくたくさんの媒体で書いているわけではないですが)、書く目的によってスタイルを使い分ける必要があるなと感じました。
- 情報サイト系ライター(号外ネットなど):極力短めの文章で。記事タイトルも内容も、シンプルにする。ただある程度はSEO対策も入れる(検索されやすいキーワードを散りばめるなど)※①
- コラム系ライター:文章が長くなってもいい。むしろじっくりとテーマを分析したり自分の思いと向き合い、それが伝わるようにしっかり詳しく書く ※②
- このブログ:情報系記事かエッセイ日記系記事かによる。前者なら①っぽくなるし、後者なら②っぽくなるかな?
ただ私のように、(昔から毎日のように、誰に読まれなくても嬉々として長々と日記などをノートに綴っていたような)「文章を書くこと、それ自体が好き」というタイプの場合、多少ジレンマもあり(笑)。
「なんか使いたい言葉」というのがあるんですよね、口癖ならぬ「書き癖」みたいな!
私の場合、それは例えば「ありがたい」だったり「ぼちぼち」だったりそのときどきの状況説明だったりするのですが、「なぜか分からないが、自分にとって『書き心地』がいい言葉」というのがある。
そんな「自分の好きな言葉を、ただ使いたい」という表現の欲求とのバランスをとりながら楽しく、でも可能な範囲で「今よりもう少し、読まれる文章」を目指していけばいいのではないかと思ったりします。
…と、こんなブログ記事を忙しい人にできるだけ読んでもらえるよう、本にある「言葉を減らす」などの方法を意識して短めに書いてみましたがどうでしょう?(笑)
- 著者:トッド・ロジャース(ハーバード大学教授)、ジェシカ・ラスキー=フィンク
- 訳者:千葉敏生
- 2025年9月2日発行


