映画「ディア・ファミリー」ネタバレ感想。実話をもとにした是非観て欲しい映画です

映画「ディア・ファミリー」ネタバレ感想。実話をもとにした是非観て欲しい映画です

先日(2024年7月)、上映中の映画「ディア・ファミリー」を観てきました!

これがもう、とても…泣けました

キャストは大泉洋、菅野美穂、福本莉子など。

原作は、先天的な心臓疾患を抱えた娘を救おうと、人工心臓の開発に挑んだ家族を追った清武英利さんのノンフィクション「アトムの心臓 『ディア・ファミリー』23年間の記録」。

本当に観てよかった!すばらしい映画だったので、是非おすすめさせてください〜!

映画「ディア・ファミリー」あらすじ・予告動画

映画「ディア・ファミリー」のあらすじは、こちらです。

生まれつき心臓疾患を持っていた幼い娘・佳美(よしみ)は [余命10年]を突き付けられてしまう。

「20歳になるまで生きられないだと…」

日本中どこの医療機関へ行っても変わることのない現実。

そんな絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と立ち上がる。

医療の知識も経験も何もない宣政の破天荒で切実な思いつき。

娘の心臓に残された時間はたった10年。

何もしなければ、死を待つだけの10年。

坪井家は佳美の未来を変えるために立ち上がる。

絶対にあきらめない家族の途方もなく大きな挑戦が始まる―。

(映画「ディア・ファミリー」公式HPより引用)

▼映画の予告動画は、こちら。ご興味のあるかたは是非観てみてください(ちなみに私はこのブログを書きながら予告動画を改めて観て、また泣きました…(泣))

【ネタバレ】映画「ディア・ファミリー」。これが実話だと言うのだから感動が止まらない

1970年代、心臓の疾患は日本人にとって致命的な病だったそうです。

映画「ディア・ファミリー」は、そんな状況下において、心臓に先天的な疾患を抱え「余命10年」を宣告された娘・佳美のためにお父さん・宣政が立ち上がる物語。

お父さんが人工心臓を作ってやる!

ただ、それまでは医学に関してまったく無知の素人だったお父さんとお母さん。

この夫婦が「娘の命を救いたい」という一心で、人工心臓の勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して何年もその開発に時間を費やすのですが…。

まずこれが実話だと言うのだから、すごい。(もちろん映画の内容の一部は、実際の話とは異なる部分もあるらしいのですが)

映画の冒頭から一気にこの家族の物語に引きつけられ、目が離せません。

更に演じる役者さん方がもうどなたもベテラン・実力派揃いで、ラストまで感動が止まらないわけです…!

  • まずお父さん役に大泉洋、これは完全にベストチョイスです
  • 大らかながら強い意志を持って家族を支えるお母さん役に菅野美穂、これもベスト
  • 三姉妹もすばらしかったです!心臓疾患をもつ次女・佳美役に福本莉子ちゃん(この映画で初めて知りましたが、とてもとても良かったです)、長女に川栄李奈(お母さんの背中を追いながら懸命に踏ん張る姿に感動)、三女・寿美役に新井美羽ちゃん(あどけない末っ子らしい演技が◎)
  • あと個人的には、医学生→医者役の松村北斗もすばらしかった
  • そしてラストの有村架純も、やはりすばらしい(「すばらしい」を連発するしかない語彙力よ…。あとこれはちょっと、ネタバレなのですが→。「成人式のときの佳美と、最後の取材記者のどちらもが有村架純…!」という演出にもぐっときました。最後の記者が、まるで佳美の生まれ変わりのように見えて大感動でした(泣))

監督には、「君の膵臓をたべたい」など死生観にまつわる感動作を数多く生み出してきた月川翔監督ということで、この監督さんの作品をこれからも観てみたい。

あと脚本家は林民夫さんという方で、この方もこれまで「永遠の0」「糸」「ラーゲリより愛を込めて」など数々の名作を手がけてきた方なのですね(そりゃ素晴らしい映画になるはずだ…!)

そしてこの映画の良かったところは、ただ「娘の命にかける、諦めない一家の物語」で終わるのではなく。

様々な状況下でも「人の命を助けたい」と志す医学生や医者、また同じような心臓の病気で命を落とした子をもつお母さんや町工場の人たちなど、それぞれの人生を丁寧に描いていたところもとても良かったと思う。

あとラスト、感動の渦にいつも追い打ちをかけてくるのが、エンディングのMrs.GREEN APPLEですよ。

(▼以前めちゃくちゃに感動したこの映画も、エンディングはMrs.GREEN APPLEだった…!)


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ロシア語学習者による、映画「ラーゲリより愛を込めて」の感想。今観るべき素晴らしい映画です。

(▼ちなみに私的にはちょっとイマイチだったこちらも、エンディングはMrs.GREEN APPLEだった。やはり最近はこういう人の心を動かすヒューマン映画系にはMrs.GREEN APPLEがとても多いですね)




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映画を観た後は、思わず自分にこう問いかけたくなりました。

「それで、次はどうする?」

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