読んでよかった。本「科学的に幸せになれる脳磨き」【要約・口コミ】

読んでよかった。本「科学的に幸せになれる脳磨き」【要約・口コミ】

本「科学的に幸せになれる脳磨きは、今年に入ってからSNSでとある読書家さんがおすすめしていて知りました。

これまでかなりの数の自己啓発本を読んできた(好きなのです)私。

ただ、科学的根拠があまりないスピリチュアル系の本や、ただただガツガツした雰囲気の自己啓発本に、がっかりした経験も多々。

しかしこちらの「科学的に幸せになれる脳磨き」は、

  • 京都大学卒で、長きにわたって「脳科学者・医学博士」である岩崎一郎さんの著書で、
  • Amazonでの口コミも良いものが多い

ことから、期待して購入、読みました。

結果、本当に読んでよかった!他の人にもおすすめしたいと思いました

今回は本「科学的に幸せになれる脳磨き」の要約・感想を、書きたいと思います。

本「科学的に幸せになれる脳磨き」の要約・口コミ【印象に残った3箇所】

本「科学的に幸せになれる脳磨きを読んでみて、どれも大変興味深い内容でしたが、中でも特に印象に残ったのがこちらの3つです。

  1. 「脳磨き」のポイントは誰でもできる6つの方法
  2. 「人が幸せに生きるには非認知能力を鍛えることが大切
  3. 特別なことがなくても、常に感謝の気持ちを持つことの大切さ

これからひとつずつ、本文を引用しながら説明します。

1.「脳磨き」のポイントは誰でもできる6つの方法

脳磨きとは、島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせるようにすることなのです。

ここで出てくる脳の中の「島皮質」という部位は、

  • 社会的感情、道徳的直感、共感、音楽への感情的な反応、依存、ユーモア…などかなり広範囲の分野に関わる
  • もっとも大きな特徴は脳の中で「ハブ(中継地点)」のような役割をしている点

とのこと。

そしてこの

「島皮質を鍛える(機能を高める)こと」=「脳磨き」⇒人生が豊かになり、幸せになれる

というのが本書の内容での大きなポイント。

そしてその「脳磨き」のための具体的な方法として書かれていた6つが、こちらです。

  1. 感謝の気持ちをもつ
  2. 前向きになる
  3. 気の合う仲間や家族と過ごす
  4. 利他の心を持つ
  5. マインドフルネス(脳トレ坐禅)を行う
  6. Awe(オウ)体験をする

「他の本でもよく書かれていることか」と思われるかもしれませんが、

この6つの項目について、その後ひとつずつ丁寧に、科学的根拠を交えながらあらゆる観点から説明されているのがこの本の特徴だと感じました。

2.人が幸せに生きるには非認知能力を鍛えることが大切

  • IQ、学力、記憶力など、学力テストで測定できる能力=「認知能力」
  • 意志力、あきらめない力、情熱、自尊心、社交性…などの学力テストでは測れない能力=「非認知能力」

本書によると、ハーバード大学の研究では、今後、給与が高い仕事に求められるのは認知能力・非認知能力がともに高い人という結果が出ているそうです。

また、「非認知能力と認知能力の一方を重視するとしたら、どちらが大切か」という研究では、多くが

非認知能力のほうが大切

という結果も出ているそう。

おはぎ

子育てする上でも、覚えておきたいです!

3.特別なことがなくても、常に感謝の気持ちを持つことの大切さ

  • 恩恵的感謝(Doingの感謝)…ポジティブな成果を得たから感謝する、というもの。自分に良いことがあったと解釈できるときに感謝する。
  • 普遍的感謝(Beingの感謝)…感謝の気持ちをいつも感じている心のあり方(Being)のこと。「生きていることに感謝」「家族や仲間が存在してくれることや一緒にいられることに感謝」など。

本書によると、

「恩恵的感謝」だけをしていると、エゴが強くなり、次第に気持ちが暗くなり、長期的には鬱傾向を強くする

という研究結果が出ているそうです。

恩恵的感謝だけの人は、何か良いことがないと感謝できないので、自分の調子が良くないときや何かつらいことが起きたときなどには特に、心が沈んでしまうそう。

一方で、

恩恵的感謝も含む「普遍的感謝」は成長意欲が増大し、困難に立ち向かう勇気が持てる

とのこと。

おはぎ

覚えておきたい考え方だと感じました!


おわりに【「科学的に幸せになれる脳磨き」は、エビデンスと温かみに満ちた本】

本「科学的に幸せになれる脳磨き」は、最新の研究を含む255の論文から導いたエビデンスをもとに書かれているため、読んでいてかなり納得できる内容だと感じました。

一方で、本のはじめのプロローグ部分にも書いてあるのですが、

ひとりでも多くの方に、「脳磨き」を身につけて、自分らしい幸せな人生を歩んでいってほしい

という著者のまっすぐな思いが伝わってくる、自然と温かみや勇気の感じられる本でもありました。

多くのかたに、心からおすすめの1冊です。

〜「科学的に幸せになれる脳磨き」見出し〜

  • プロローグ 最新の脳科学で導き出された「脳磨き」
  • 第1章 科学的に幸せになれる「脳の使い方」・幸せになれない「脳の使い方」
  • 第2章 脳の回路にポジティブな変化をもたらす「感謝」
  • 第3章 「前向きな気持ちが人生を変える」を脳科学的に裏づける
  • 第4章 島皮質を鍛える「良き人間関係」
  • 第5章 人のためという「利他の心」は脳の機能をもっとも高める
  • 第6章 体と心を整え、脳を成長させるマインドフルネス
  • 第7章 大自然で感じる「Awe(オウ)体験」で脳はどうなるのか?
  • 第8章 「脳磨き」でより良い未来を作る
  • エピローグ 人は誰でも幸せで豊かな人生を築くことができる

きょうも最後までお読みくださり、ありがとうございます!

 

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