【映画「アナログ」ネタバレ感想】携帯を置いて海やカフェに行きたくなる映画。

先日(2023年12月上旬)映画「アナログ」を観てきました!

実に1年ぶりの映画館での映画…はぁ、良かった。とても良かったです。

映画「アナログ」とは

映画「アナログ」は、二宮和也が主演、波瑠(はる)がヒロインを演じるラブストーリーです。

ビートたけしの自身初となる恋愛小説「アナログ」を映画化したもの。

手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟(さとる)。

携帯電話を持たない謎めいた女性、みゆき。

喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」と約束する。

2人で積み重ねる時間のなかで、悟はみゆきの素性を詳しく知らぬまま、プロポーズすることを決意。

しかし当日、その翌週も翌月も、彼女は現れなかった。

なぜみゆきは突然姿を消したのか?彼女が隠していた過去とは。

ふたりだけの約束の「木曜日」は、再び訪れるのか…。

監督は「鳩の撃退法」「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太監督。

「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦が脚本を手がけています。

【映画「アナログ」ネタバレ感想】自分だけのゆったりした時間や場所の尊さ。

映画「アナログ」は、携帯電話を持たない女性に恋に落ちる物語です。

「何もなければ、また木曜のこの時間にカフェにいます」

「じゃあまた、次の木曜日に」

を合言葉に、交流を深める2人。

この繰り返し出てくる「木曜日」というキーワードがなんとも良くて、観ているこちらも次の週、その次の週の木曜日を待つようなワクワク感に満たされます。

いつか見た海。

ストーリーは一見ありきたりで単調になりそうに思えるのですが、

  • 二宮和也さんのぐっと惹き込ませる演技
  • その幼なじみ役の桐谷健太さん・浜野謙太さん(←このおふたり、すばらしいです)との笑ってしまうような会話や、クセ強めの大阪のオフィスシーン
  • 2人が待ち合わせる喫茶店のこだわりの内装と、海や東京下町の心に寄り添うような美しい景色

このあたりが絶妙にこの映画に良いアクセントをつけていて、最後まで飽きずにその世界観に吸い込まれました。

私は今回念願の1年ぶりに映画館で映画を観られたのですが、ちょうど1年前に観たのも、二宮和也さん主演の「ラーゲリより愛を込めて」でした。

毎回思いますが本当に二宮くん(←どんぴしゃで嵐世代なので、くん付けで呼んでしまう私)は自然で、それでいて常にぐっと惹き込ませる魅力をもった俳優さんですね〜。

映画の最初から、ラストの海岸での「今日は木曜日ですか…?」「今日からはいつも、木曜日ですよ」のシーンまで、ただただ素晴らしかった!

あとは個人的には日々子育てやなんやらでキレ散らかしている自分を見つめ直し(苦笑)、

ふらっと海を見に行ったり、お気に入りのカフェでただ美味しい飲み物を飲んだりする時間をもつことの大切さを改めて教えてくれる映画かと。

いつかのカフェ時間。

実際にはそういう時間を頻繁にとることは難しくても、そういう「ゆったりした時間や場所」の存在を常に頭の片隅に置いておきたいなと。

そしてこの映画の感想も、SNSだけじゃなくこのブログにもそっと書き留めておこう。私が楽しいから、書こう。

そんな「スマホで逐一誰かと共有しなくとも、自分だけが知る充実した時間」の大切さを思い出させてくれる映画でした。

2023年12月上旬現在、もう公開終了間近だと思うのですが、観られてよかった!と心から思える映画でした。

良ければ、映画を観たり原作本を読んだりしてみてください!

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