最近季節の変わり目だからかどうも体が疲れがちで、なんとなく気持ちも本調子じゃないなと感じていた私、おはぎです。
そんななか、以前SNSで他のかたがおすすめしているのを見かけて気になっていた本『反応しない練習』を買って読んでみました。
いや〜、読んでよかった…!
す〜っと気持ちが軽くなり、皆さまにもぜひおすすめしたい一冊となりました。
【読書感想】『反応しない練習』を読んで
以前から気になっていた本『反応しない練習』
本屋さんやSNSでおすすめされているのを何度も見かけ、以前から気になっていた本『反応しない練習』。
おはぎ
「反応しない」というワード単体でも興味をひかれるし、「反応しない」、「しない」んだけどそれを「練習する」っていう、相反する2つのワードをかけ合わせているところが、なんともうまいなぁと…!
すべての悩みを根本的に解決できる方法があります。それは、”ムダな反応をしない”ことです。
この本の特色は、悩みを解消する「ブッダの考え方」を「原始仏教」に学ぶことです。
原始仏教とは、2,500年以上前のインドでブッダが説いていた、最も古い教えのこと。
そんな知恵に富んだブッダの名言を豊富に挟みながら、さらに著者(草薙)さんのこれまでの僧侶としての波乱万丈なご経験も交えながら書かれた内容が本当に興味深くて、一気に読んでしまいました!
【ネタバレ感想】『反応しない練習』を読んで。特に印象的だった部分のメモ
ということで、この本『反応しない練習』で特に印象的だった部分。
箇条書きですみませんが、まとめておきます!
- 大切なのは、「心とは求め渇き続けるもの」と理解しておくこと
- 「私には承認欲がある」と素直に受け入れてしまう→「でも、あの人(家族や世間)に認められたところで、それが一体何なのだ?」と超クールに考えられるようになる
- 「つい自分を否定してしまう」人向けエクササイズ→①一歩、一歩と外を歩く②広い世界を見渡す③「私は私を肯定する」と自分に語りかける。
すみません、まだまだあります(ご興味あるかただけじっくり、それ以外のかたはサラッと読んで下さい)!
- 今何をすべきか、何ができるかという「この瞬間」だけを考える
- 反応しないコツ→「心の半分を前(相手)に、もう半分を後ろ(自分の心を見ること)に使う」
- 自分の快(心地よさ)を大切にする
- 「慈・悲・喜・捨」の4つの心がけ
- 人生は、根本的に、人によって違う。なので比較することは不可能
- 目指すべきゴールは「最高の納得」。日々の仕事や家事も「自身が納得できること」を基準にすれば、外の世界に振り回されることは減っていく。
なかでも私にとって特に印象深くて繰り返し実践したいと思ったのは↑の太字の2箇所の部分で。
「つい反応してしまう」状況にあってこそ、あえて大きく息を吸って、吐いて、覚悟を決めて、相手を「ただ理解する」ように努めましょう。
そして、心のもう半分を、自分の内側の反応を見ることに使うのです。
↑この「心の半分を前(相手)に、もう半分を後ろ(自分の心を見ること)に使う」というのが自分のなかですごく新鮮な考え方で。
ふだんの子育てや人間関係でなにか難しく感じたときなどに、積極的に取り入れていきたいと思いました!
さらに、
「納得」というのは、主観的なものです。
私たちが、自分に「よし」と思えれば、それで上がりです。
それは「思い一つ」で達成できる以上、何歳になっても、どんな状況にあっても、得ることは可能です。
↑私は今35歳なんですが、同世代のお友達などの間でもこの「自分の納得感」というワードをよく聞くようになってきたところでした。
これからも長く意識していきたい考え方です…!
いや〜、今の生活でも便利に使える原始仏教の教えが満載で、心が洗われました。
これからも繰り返し読み、自分の習慣に落とし込んでいきたいと感じた本としてぜひ皆さまにもおすすめしたく、感想をブログにまとめました。
ご興味があるかたは読んでみて下さい!
- 著者:草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん。僧侶)
- 2015年7月27日 第1刷発行 / 2025年3月15日 第59刷発行